2024年 第5回 県本部月例審査結果

審査&選評 関西本部委員 大林 清

1席 『朝焼け』     山口 成哉     〔高松市〕

 

綺麗な朝焼けに染まる車のラインライトが印象的で、静寂さが伝わってきます。何処にでもある身近な光景を光のコントロールで作品に昇華させています。

2

親 子

中澤 福美

〔小豆島町〕

3

愉快な親子

原田 美智子

〔丸亀市〕

4

雄大な積雲

伊賀 誠二

〔高松市〕

5

力一杯

長尾 忍

〔高松市〕

6

担ぎあい

野村 紀夫

〔小豆島町〕

7

古代の森

一色 博行

〔高松市〕

8

大山かくれんぼ

田中 由紀

〔多度津町〕

9

一目惚れ

渡邊 雅春

〔多度津町〕

10

全力疾走

田村 直人

〔高松市〕

11

宝の山

片岡 英二

〔まんのう町〕

12

秋半ば

宮下 武博

〔丸亀市〕

13

深層世界

中川 有里

〔小豆島町〕

14

父ちゃん、これでいい?

大西 詠子

〔高松市〕

15

コンブ漁(2枚組)

村田 健二

〔小豆島町〕

 

 

 

 

今回は32243点の作品が応募されましたが、1支部の応募が無く残念です。

今回も幅広いジャンルからレベルの高い作品が応募され、スナップ写真(身近な題材)に眼を見張るものが多く、風景写真が少なく少し寂し。上位の作品は内容も豊かで甲乙つけがたく、発想力を重点に選ばせていただきました。

プリントも良くなってきているが、もう少しの作品も見受けられ最後の仕上げまで注意してほしい。作品内容とタイトルがマッチしないものも多々有り、タイトルで作者の狙いが分かります。

また、過去の類型作品にとどまらずに新たな一歩を考え個々の作品に仕上げてほしい。作品作りも大変だと思います、身近にあるものでの作品作りも面白く、挑戦して下さい。

 

2024年 第4回 県本部月例審査結果

 

審査&選評 香川県本部委員長 田中 淳

 

 

 

 

1席     『サマー』     中澤 福美  〔小豆島町〕

 

はだしで揺られている少女の笑顔がほほえましい。夏、青空と大海原を背景に、砂浜でハンモックに乗って楽しんでいる姿に、季節感が伝わってきます。主題・構成・光・色調は秀逸です。

 

2

『未来へ』

原田 美智子

〔丸亀市〕

 

3

『暑くても笑顔で』

渡邊 雅春

〔多度津町〕

 

4

『追加点』

長尾 忍

〔高松市〕

 

5

『遊びつかれて』

岡田 伸枝

〔高松市〕

 

6

『おおはしゃぎ』

熊井 照男

〔高松市〕

 

7

『迷路を行く』

山地 正輝

〔丸亀市〕

 

8

『散 策』

橋  淳

〔小豆島町〕

 

9

『巣立ちの促し』

田村 直人

〔高松市〕

 

10

『スリリング』

片岡 英二

〔まんのう町〕

 

11

『供 養』

野村 紀夫

〔小豆島町〕

 

12

『俺の勝ち

小林 由佳

〔坂出市〕

 

13

『蹴り入れ』

宮下 武博

〔丸亀市〕

 

14

『忍 者』

川野 卓二

〔小豆島町〕

 

15

『祭りの男』

藤井 保

〔坂出市〕

 

総 評

第4回県本部月例は30名、181点の応募がありました。残念ながら応募人数、作品数ともに減少しています。

今回は,夏にかかわる祭典、催し等の行事についていろいろ工夫をこらした作品が多く集まりました。ジャンルもスナップ・創作・ネイチャー・スポーツ等多様でした。組写真にも果敢に取り組んでいます。上位の作品は特に秀作揃いです(1席[企画力・構成・表現力]、2席[企画・構成・創造性・芸術性]、3席[構成・表現力]、4席[瞬発力・表現力]、5席[構成・描写力])。どれも鑑賞眼に耐えうる作品となっています。一方、題名に一考を要するものが多数あります。歳時記・俳句集など書物・文献等の研究等を通じて作品に見合うタイトルの決定を望むところです。作者の意図・主題が明確になりそれが「作品力」にもつながります。

時代を見据えながら、「魅せる作品」とはどのようなものか、不易流行のもと、オリジナリティーを発揮して創作活動に取り組んでください。また、自作が「写真アート」として成立するかも時間をかけてよく検討してみましょう。

社会情勢・日常生活に対して常に観察眼を持ち、冷徹な中にも愛情をそそぎ、品格ある個性・特性を活かした創造性豊かな作品制作を満喫しましょう。

「驚き・発見・感動」みなさんのさらなる飛躍を期待します。

 

 

 

2024年 第3回 県本部月例審査結果

 

審査&選評 香川県本部委員 久留島 克彦

 

 

 

 

1席     『被写体は何?』     岡田 伸枝 〔高松市〕

 

狙った被写体にとらわれず周りの状況を写し止めた着眼点が見事です。

 

2

競 う

中澤 福美

〔小豆島町〕

 

3

『ハイポーズ』

原田 美智子

〔丸亀市〕

 

4

tea break

田中 由紀

〔多度津町〕

 

5

『天日干し』

片岡 英ニ

〔まんのう町〕

 

6

『チップくださ〜い』

熊井 照男

〔高松市〕

 

7

『パフォーマンス』

川野 卓ニ

〔小豆島町〕

 

8

1

田中 淳

〔まんのう町〕

 

9

『朝もやに浮かぶ風車』

伊賀 誠ニ

〔高松市〕

 

10

『避 暑』

小林 由佳

〔坂出市〕

 

11

『あともう少し』

長尾 忍

〔高松市〕

 

12

『流』

高橋 淳

〔小豆島町〕

 

13

『おっとあぶない』

三木 登志也

〔東かがわ市〕

 

14

『チューバに写る』

山地 正輝

〔丸亀市〕

 

15

捕 獲

田村 直人

〔高松市〕

 

出品数が猛暑の中で撮影機会が減っているのか少なかったように思います。

全体的におとなしい作品が多かったので挑戦的な写真を望みます。

 

2024年 第2回 県本部月例審査結果

審査&選評 香川県本部委員 宮崎 正樹

 

 

1席     『決死のチャレンジ』     渡辺 雅春  〔多度津町〕

 

演技なのかレースかわからないがモトクロスの技が目を引く。 ジャンプ台から飛んだライダーが逆立ち状態になったところをうまくとらえている。 脇役で画面下のライダーを入れたのがよかった。

2

『前、すみません。』

熊井 照男

〔高松市〕

3

『記念写真』

片岡 英二

〔まんのう町〕

4

『爽快太平洋』

田中 由紀

〔多度津町〕

5

『ハイ、大根どうぞ』

谷本 信雄

〔高松市〕

6

『献 灯』

村田 健二

〔小豆島町〕

7

『いつもの散歩道』

原田 美智子

〔丸亀市〕

8

『此処をカット』

長尾 忍

〔高松市〕

9

『弓 射』(3枚組)

田中 淳

〔まんのう町〕

10

『ゆるり春の日』

岡田 伸枝

〔高松市〕

11

『狙 う』

三木 登志也

〔東かがわ市〕

 

12

『寝床を後に』

田村 直人

〔高松市〕

 

13

『帰り道』

中澤 福美

〔小豆島町〕

 

14

『光 影』

城上 智子

〔小豆島町〕

 

15

『ドレミファ』

山地 正輝

〔丸亀市〕

 

審査を終えて

2回月例は、5支部・個人・デ.教室から32名から257点の応募があった。

会員の減少により応募人数、作品点数が少なくなった。

審査の方法は、1次 100点 2次 60点 3次 30点 の中から1人1点を選んで丁度15点になり順列を付けました。

今回レベルの高い作品がたくさんありましたが、作品と題名が一致しないものは順位を1つ下げました。

いい作品は、今年の1月に亡くなった篠山紀信氏が残した言葉で、

(ドキときたらググとよってバシバシ撮る)

と新しい表現を求めて魅力的な作品を作ってほしい。

 

 

 

2024年 第1回 県本部月例審査結果

 

審査&選評 関西本部委員 大口 年昭

 

 

 

 

1席     『ホームストレッチ』     長尾 忍  〔高松市〕

 

競艇ボートの力強い波と飛沫を上手く捉えています。三角構図に収め、インパクトのある作品に仕上がりました。ボートの浮きあがりと白の飛沫が、競合する選手の競争感を盛り上げ、黒と赤の世界観を演出しました。さらに、ナイター効果によりバックが黒に抑えられ絵柄を強くしました。

 

 

2

『春の予感』

原田 美智子

〔丸亀市〕

 

3

『獅子とやっとこの妙技』

渡邊 雅春

〔多度津町〕

 

4

『つぶらな瞳』

熊井 照男

〔高松市〕

 

5

『水浴びせ』

田中 淳

〔まんのう町〕

 

6

『外 す』

岡本 直樹

〔丸亀市〕

 

7

『水面のしらべ』

岡田 伸枝

〔高松市〕

 

8

『みそぎ』

中澤 福美

〔小豆島町〕

 

9

『疲れた』

山地 正輝

〔丸亀市〕

 

10

『供 養』

藤井 保

〔坂出市〕

 

11

『秋 色』

宮下 武博

〔丸亀市〕

 

12

『待ち伏せ』

川野 卓二

〔小豆島町〕

 

13

『『田中』を喰う』

小林 由佳

〔坂出市〕

 

14

『群 れ』

田村 直人

〔高松市〕

 

15

『スノーボード』

村田 健二

〔小豆島町〕

 

総 評

 2024年度香川県本部月例が始まりました。審査員が毎回変わり5回開催します。難関を制した年度賞には、年間の労苦と栄誉を称え、賞金と賞状が贈られます。支部、個人、教室含め挑戦してほしい。

今回(1回目)は、5支部、教室から33人から251点の応募がありました。3/254/5までに到着しました。応募数や人数、点数(内訳)の明細を添付いただきましたら有難いです。(添付されている支部多くあります)

応募作品には、コメントや撮影地が入った作品は状況が良く分かり、助かります。昨今、写真の表現の仕方も随分変遷しています。全国公募のJPS展・視点・二科展などそれぞれ作品の特異性があります。それがむしろ挑戦を奮い立たせています。全日写連は、スナップ中心にモノクロ、自然系、創作系、テーマなどのコンテストがたくさんあります。スナップ系は、求める欲求が高くなってきております。追いつくにはそれ相応の対応が必要。創作系にするのか、自然を待つのか、狙いが求められる被写体に挑戦するのか作者それぞれですが、難問に近いものもあるでしょう。物の見方を変えて敢えて新しい作品作りに挑戦しよう。1面性から2・3面性が見える表現が求められています。県本部でもそういった撮影の仕組みの勉強会が求められています。

今回、総合的にプリントの焼きが良いのは一部でした。プリントは見せる力が必要ですので「アドビ・ライトルーム」等は、一般の方でも使いやすく、月額980円(消費税別)と安価です。いい写真作りに取り組んでほしい。

 

 

【2023入賞作品】

 

【2022入賞作品】 【2021入賞作品】 【2020入賞作品】 【2019入賞作品】 【2018入賞作品】

 

【2017入賞作品】 【2016入賞作品】 【2015入賞作品】 【2014入賞作品】 【2013入賞作品】

 

 

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