第30回朝日四国写真展
第30回朝日四国写真展の審査会が11月19日高松市の香川県社会福祉総合センター大会議室で開催された。四国の写真愛好家を対象とした公募展「第30回朝日四国写真展」(全日本写真連盟関西本部・朝日新聞社主催、愛媛県、香川県、徳島県、高知県、KSB瀬戸内海放送後援) の入賞・入選作品が決まった。 124人から計530点の応募があり、最優秀の朝日新聞大賞など22点が入賞、40点が入選した。 1月以降、各地で巡回展が開かれる。日程は次の通り。 ▽徳島市シビックセンターギャラリー1月26～28日、▽香川県文化会館県民ギャラリー2月22～25日、▽高知市文化プラザかるぽーと７階展示室3月7～10日、▽愛媛県立美術館(南館)3月13～17日審査と選評は、全日写連の山中健次・総本部理事/関西本部委員長、澤野二朗・総本部理事、中田徹・関西本部長が担った。【入賞者一覧】

朝日新聞大賞　『雨上り』　秋山　修一　〔徳島県〕ランドセルを背負っているので学校帰りだと思いますが、2人の男児が道草をしながら傘をひっくり返しているようで、楽しそうな表情が印象的です。シャッターチャンスを逃さず、素直に2人を撮影したことが良かったと思います。講評　総本部理事・関西本部委員長　山中　健次

全日本写真連盟賞　『逃　走』　　　森　賢一　〔徳島県〕紐を付けたまま逃げているらしい猫。左側の女性は飼い主ではないようですが、ちらっと猫を見ています。アロエの緑と赤い花も効果的で、この猫に何が起こったのだろうと想像してしまいます。講評　総本部理事・関西本部委員長　山中　健次

愛媛県知事賞　『春の風』　中川　武典　〔愛媛県〕学校帰りの2人の女子中学生が自転車を停めて何やら話をしながら桜を見ていたのでしょう。その時、急に風が吹いて花が舞ったようです。この2人の笑顔が良く、楽しい雰囲気がいっぱいです。講評　総本部理事・関西本部委員長　山中　健次

香川県知事賞　『ハプニング』　城上　智子　〔香川県〕山羊を撮ろうと近づいて撮影していたのだろうと思います。安全な距離を保っていたのでしょうが、山羊は紐の長さをいっぱいに使って近づいてきて、思わずレンズに鼻を突っ込んだようです。ユーモアフォトですね。講評　総本部理事・関西本部委員長　山中　健次

徳島県知事賞　『雨が降ってきたよ』　廣野　美知子　〔徳島県〕軒先に飾られたお雛さん、高く吊り下げられたお雛さんに興味津々、少し下げて中を覗き込む少女、雨が降り出し気になるのかな？雨粒も適度な長さ、古い建屋に貼られた毛氈が際立ち情景を上手く捉えています。講評　総本部理事　澤野二朗

高知県知事賞　『恋の季節』　宮地　知佐　〔高知県〕船の様な落ち葉でしょうか、良いところでの産卵に出会い、その瞬間を逃さなかった技量と幸運、日々の創作活動の賜物でしょう。小さな昆虫、近接撮影で僅かな水面の動き、映り込む姿など生命の躍動を感じます。講評　総本部理事　澤野二朗

KSB瀬戸内海放送賞　『夕暮れ時』　小泉　次郎　〔愛媛県〕今まで話が弾んでいたのでしょう、もう帰らなくては、空の色に時間を写し込み、お地蔵さんや細い道で地域状況の表現も巧く、バイバイの手のひらを逃さず捉え、日常を素直に作品にしました。講評　総本部理事　澤野二朗

関西本部長賞　『大漁だ』　長尾　忍　〔香川県〕光の生かし方が絶妙で、網と魚が立体的に浮かび上がり、夜のアユ漁の雰囲気がよく表現されています。講評　関西本部長　中田徹

愛媛県本部長賞　『愛犬との仕事場』　河田　守　〔愛媛県〕高さの違う扇風機の先がそれぞれの定位置なのでしょう。一人と一匹が長い時間を過ごしてきたよい関係性が作品から伝わってきます。講評　関西本部長　中田徹

香川県本部長賞　『忘れ物』　片岡　英二　〔香川県〕残されたものは足袋底でしょうか。祭りの熱い雰囲気の中で、ちょっとした気づきからユーモラスな作品に仕上げた冷静な視点と発想が素晴らしいです。講評　関西本部長　中田徹

徳島県本部長賞　『トワイライトシーン』　岡本　早苗　〔徳島県〕日焼けした少女２人が夕暮れ時の光に包まれ、優しさとどこかはかなさも感じさせる作品です。黄金色の色調も効果的です。講評　関西本部長　中田徹

高知県本部長賞　『トンボ　いないよ！』　野村　初枝　〔高知県〕カメラを見つめる表情に飾り気のない子どもらしさが記録されています。正面から影がかかったままの素直なアングルに好感が持てます。講評　関西本部長　中田徹
		特　選　『二人合わせてLOVE（愛）』後藤　美香〔香川県〕
		特　選　『学校への道』谷　三千代〔香川県〕
		特　選　『仲良し』中塚　英男〔香川県〕
		特　選　『創　生』田羅間　カトリ〔香川県〕
		特　選　『春爛漫』宮本　幸治〔徳島県〕

奨励賞　『姉　妹』成安　悦憲〔愛媛県〕	奨励賞　『絆』熊井　照男〔香川県〕

奨励賞　『惜　春』　阿部　千代恵〔徳島県〕	奨励賞　『勇　者』野藤　敏美〔徳島県〕

奨励賞　『秋日傘』野藤　みきよ〔徳島県〕

入　選　『女の戦い』芳之内　恒夫〔愛媛県〕	入　選　『万華鏡』上野　登志〔愛媛県〕

入　選　『お婆ちゃんの修行』岡本　正美〔愛媛県〕	入　選　『愛馬との絆』矢野　徹朗〔愛媛県〕

入　選　『気合だ』中川　雄喜〔愛媛県〕	入　選　『海の女』窪田　保孝〔愛媛県〕

入　選　『足　跡』渡部　一夫〔愛媛県〕	入　選　『朝　スマホ』鳥生　秀子〔愛媛県〕

入　選　『さあ行こうぜ』子川　隆〔香川県〕	入　選　『絆』田村　直人〔香川県〕

入　選　『野菜大好』中澤　福美〔香川県〕	入　選　『ニイ・ハオ』村田　健二〔香川県〕

入　選　『乱　舞』竹村　進〔香川県〕	入　選　『天使のはしご』小林　由佳〔香川県〕

入　選　『竜雲の舞』渡邊　雅春〔香川県〕	入　選　『休　日』中畑　小夜子〔香川県〕

入　選　『祭りの日』原田　美智子〔香川県〕	入　選　『一休み』宮﨑　正樹〔香川県〕

入　選　『じいじといっしょ！』田中　淳〔香川県〕	入　選　『水かけ祭り』喜多　昌弘〔徳島県〕

入　選　『次代を担う』紀川　英広〔徳島県〕	入　選　『阿波の女』井上　憲治〔徳島県〕

入　選　『二人の世界』阿部　啓三〔徳島県〕	入　選　『再　会』浜村　良行〔徳島県〕

入　選　『射初め』橋本　勝〔徳島県〕	入　選　『夏の風物誌』板東　泰雄〔徳島県〕

入　選　『あ～んぐり』森本　哲夫〔徳島県〕	入　選　『1年生になったら』福井　純子〔徳島県〕

入　選　『メルヘン』大島　茂信〔徳島県〕	入　選　『ゲーム・オーバー』林　敏彦〔徳島県〕

入　選　『初日に漕ぐ』井藤　光章〔徳島県〕	入　選　『陽光に映える音色』別役　悦子〔高知県〕

入　選　『静　止』三本　幸子〔高知県〕	入　選　『ぼく、ヒーロー！』畠山　雅子〔高知県〕

入　選　『山里の祭り』芝　速三〔高知県〕	入　選　『雲間に浮かぶ雲』前中　良啓〔高知県〕

入　選　『相　棒』太田　和子〔高知県〕	入　選　『おふざけ』市川　恭子〔高知県〕

入　選　『お姉ちゃんに敬礼！』森　桂子〔高知県〕	入　選　『大丈夫だよ』山本　咲月〔高知県〕

第30回朝日四国写真展
第30回朝日四国写真展の審査会が11月19日高松市の香川県社会福祉総合センター大会議室で開催された。四国の写真愛好家を対象とした公募展「第30回朝日四国写真展」(全日本写真連盟関西本部・朝日新聞社主催、愛媛県、香川県、徳島県、高知県、KSB瀬戸内海放送後援) の入賞・入選作品が決まった。 124人から計530点の応募があり、最優秀の朝日新聞大賞など22点が入賞、40点が入選した。 1月以降、各地で巡回展が開かれる。日程は次の通り。 ▽徳島市シビックセンターギャラリー1月26～28日、▽香川県文化会館県民ギャラリー2月22～25日、▽高知市文化プラザかるぽーと７階展示室3月7～10日、▽愛媛県立美術館(南館)3月13～17日審査と選評は、全日写連の山中健次・総本部理事/関西本部委員長、澤野二朗・総本部理事、中田徹・関西本部長が担った。【入賞者一覧】

朝日新聞大賞　『雨上り』　秋山　修一　〔徳島県〕ランドセルを背負っているので学校帰りだと思いますが、2人の男児が道草をしながら傘をひっくり返しているようで、楽しそうな表情が印象的です。シャッターチャンスを逃さず、素直に2人を撮影したことが良かったと思います。講評　総本部理事・関西本部委員長　山中　健次

全日本写真連盟賞　『逃　走』　　　森　賢一　〔徳島県〕紐を付けたまま逃げているらしい猫。左側の女性は飼い主ではないようですが、ちらっと猫を見ています。アロエの緑と赤い花も効果的で、この猫に何が起こったのだろうと想像してしまいます。講評　総本部理事・関西本部委員長　山中　健次

愛媛県知事賞　『春の風』　中川　武典　〔愛媛県〕学校帰りの2人の女子中学生が自転車を停めて何やら話をしながら桜を見ていたのでしょう。その時、急に風が吹いて花が舞ったようです。この2人の笑顔が良く、楽しい雰囲気がいっぱいです。講評　総本部理事・関西本部委員長　山中　健次

香川県知事賞　『ハプニング』　城上　智子　〔香川県〕山羊を撮ろうと近づいて撮影していたのだろうと思います。安全な距離を保っていたのでしょうが、山羊は紐の長さをいっぱいに使って近づいてきて、思わずレンズに鼻を突っ込んだようです。ユーモアフォトですね。講評　総本部理事・関西本部委員長　山中　健次

徳島県知事賞　『雨が降ってきたよ』　廣野　美知子　〔徳島県〕軒先に飾られたお雛さん、高く吊り下げられたお雛さんに興味津々、少し下げて中を覗き込む少女、雨が降り出し気になるのかな？雨粒も適度な長さ、古い建屋に貼られた毛氈が際立ち情景を上手く捉えています。講評　総本部理事　澤野二朗

高知県知事賞　『恋の季節』　宮地　知佐　〔高知県〕船の様な落ち葉でしょうか、良いところでの産卵に出会い、その瞬間を逃さなかった技量と幸運、日々の創作活動の賜物でしょう。小さな昆虫、近接撮影で僅かな水面の動き、映り込む姿など生命の躍動を感じます。講評　総本部理事　澤野二朗

KSB瀬戸内海放送賞　『夕暮れ時』　小泉　次郎　〔愛媛県〕今まで話が弾んでいたのでしょう、もう帰らなくては、空の色に時間を写し込み、お地蔵さんや細い道で地域状況の表現も巧く、バイバイの手のひらを逃さず捉え、日常を素直に作品にしました。講評　総本部理事　澤野二朗

関西本部長賞　『大漁だ』　長尾　忍　〔香川県〕光の生かし方が絶妙で、網と魚が立体的に浮かび上がり、夜のアユ漁の雰囲気がよく表現されています。講評　関西本部長　中田徹

愛媛県本部長賞　『愛犬との仕事場』　河田　守　〔愛媛県〕高さの違う扇風機の先がそれぞれの定位置なのでしょう。一人と一匹が長い時間を過ごしてきたよい関係性が作品から伝わってきます。講評　関西本部長　中田徹

香川県本部長賞　『忘れ物』　片岡　英二　〔香川県〕残されたものは足袋底でしょうか。祭りの熱い雰囲気の中で、ちょっとした気づきからユーモラスな作品に仕上げた冷静な視点と発想が素晴らしいです。講評　関西本部長　中田徹

徳島県本部長賞　『トワイライトシーン』　岡本　早苗　〔徳島県〕日焼けした少女２人が夕暮れ時の光に包まれ、優しさとどこかはかなさも感じさせる作品です。黄金色の色調も効果的です。講評　関西本部長　中田徹

高知県本部長賞　『トンボ　いないよ！』　野村　初枝　〔高知県〕カメラを見つめる表情に飾り気のない子どもらしさが記録されています。正面から影がかかったままの素直なアングルに好感が持てます。講評　関西本部長　中田徹
		特　選　『二人合わせてLOVE（愛）』後藤　美香〔香川県〕
		特　選　『学校への道』谷　三千代〔香川県〕
		特　選　『仲良し』中塚　英男〔香川県〕
		特　選　『創　生』田羅間　カトリ〔香川県〕
		特　選　『春爛漫』宮本　幸治〔徳島県〕

奨励賞　『姉　妹』成安　悦憲〔愛媛県〕	奨励賞　『絆』熊井　照男〔香川県〕

奨励賞　『惜　春』　阿部　千代恵〔徳島県〕	奨励賞　『勇　者』野藤　敏美〔徳島県〕

奨励賞　『秋日傘』野藤　みきよ〔徳島県〕

入　選　『女の戦い』芳之内　恒夫〔愛媛県〕	入　選　『万華鏡』上野　登志〔愛媛県〕

入　選　『お婆ちゃんの修行』岡本　正美〔愛媛県〕	入　選　『愛馬との絆』矢野　徹朗〔愛媛県〕

入　選　『気合だ』中川　雄喜〔愛媛県〕	入　選　『海の女』窪田　保孝〔愛媛県〕

入　選　『足　跡』渡部　一夫〔愛媛県〕	入　選　『朝　スマホ』鳥生　秀子〔愛媛県〕

入　選　『さあ行こうぜ』子川　隆〔香川県〕	入　選　『絆』田村　直人〔香川県〕

入　選　『野菜大好』中澤　福美〔香川県〕	入　選　『ニイ・ハオ』村田　健二〔香川県〕

入　選　『乱　舞』竹村　進〔香川県〕	入　選　『天使のはしご』小林　由佳〔香川県〕

入　選　『竜雲の舞』渡邊　雅春〔香川県〕	入　選　『休　日』中畑　小夜子〔香川県〕

入　選　『祭りの日』原田　美智子〔香川県〕	入　選　『一休み』宮﨑　正樹〔香川県〕

入　選　『じいじといっしょ！』田中　淳〔香川県〕	入　選　『水かけ祭り』喜多　昌弘〔徳島県〕

入　選　『次代を担う』紀川　英広〔徳島県〕	入　選　『阿波の女』井上　憲治〔徳島県〕

入　選　『二人の世界』阿部　啓三〔徳島県〕	入　選　『再　会』浜村　良行〔徳島県〕

入　選　『射初め』橋本　勝〔徳島県〕	入　選　『夏の風物誌』板東　泰雄〔徳島県〕

入　選　『あ～んぐり』森本　哲夫〔徳島県〕	入　選　『1年生になったら』福井　純子〔徳島県〕

入　選　『メルヘン』大島　茂信〔徳島県〕	入　選　『ゲーム・オーバー』林　敏彦〔徳島県〕

入　選　『初日に漕ぐ』井藤　光章〔徳島県〕	入　選　『陽光に映える音色』別役　悦子〔高知県〕

入　選　『静　止』三本　幸子〔高知県〕	入　選　『ぼく、ヒーロー！』畠山　雅子〔高知県〕

入　選　『山里の祭り』芝　速三〔高知県〕	入　選　『雲間に浮かぶ雲』前中　良啓〔高知県〕

入　選　『相　棒』太田　和子〔高知県〕	入　選　『おふざけ』市川　恭子〔高知県〕

入　選　『お姉ちゃんに敬礼！』森　桂子〔高知県〕	入　選　『大丈夫だよ』山本　咲月〔高知県〕